金沢大学埋蔵文化財調査センター

金沢大学

トップページ > 金沢大学構内の遺跡 > 東兼六キャンパス

金沢大学構内の遺跡

東兼六キャンパス

東兼六遺跡作業風景
東兼六遺跡作業風景

調査は附属特別支援学校(旧養護学校)体育館建設に伴う試掘調査であり、5箇所にトレンチを設定しました。
地表下に取り壊された学校建物の基礎や、プールの跡といわれた掘り込みを確認しました。近世の陶磁器が大量に出土しましたが、他から運んできた客土の中からの出土です。取り壊された学校建物の建材やレンガ片も含まれて、客土自体も撹乱されたことが顕著です。発掘調査はおこなわず、客土中の陶磁器資料を収集して試掘を終えました。客土がどこから持ってこられたかの情報は得られませんでしたが、上質な近世の陶磁器が多く含まれていました。東兼六キャンパスは金沢城にごく近いことから、客土が近くからもたらされたものとすれば、住人の士分の違いを反映していることが想像され興味深い資料です。

東兼六キャンパス調査地点(1/2000)(附属特別支援学校)

東兼六キャンパス調査地点

東兼六キャンパス遺跡表

NO. 遺跡名 原因 期間 時代 遺構 遺物
28 東兼六遺跡 体育館建設工事 2000.5.31~
6.5
  確認されず 江戸~明治(陶磁器,瓦)

調査地点写真

東兼六遺跡作業風景

ページトップへ

Copyright©  金沢大学埋蔵文化財調査センター All Rights Reserved.